009であそぼ
mirAmirB
mirC
    HN:レン wren
性別:女性
      










他に書くことがありません。困った。
どうにかしなければ。
では about them でページを埋めましょう。
はじめて出会う本と共に
 語るとなると、出会いから始めなければいけません。ところが私の場合、出会いを語ると、それがすぐさま年齢を示してしまうから困ります。松谷みよこの「いないいないばあ」か白黒TVの「♪赤いマフラー」かというくらいの古い記憶のひとつがサイボーグ009です。
 こう書くとどう判断されるか気になります。実は年齢は別にどうだっていいんです。困るのは詳しい人と勘違いされたり、オールドファンと呼ばれてしまうことでして…。私、ここでエラそうにホームページなど開いておりますが、解釈が間違っているのではないだろうかといつもオロオロしております。自分の思うジョ−君達がスタンダードであるとか原作に忠実であるとは、とても言えないのです。


 出会った頃の話をするべきなのでしょう。しかし内容はあいまいです。脳みそから、古そうな記憶を呼び出し、あれやこれやとくらべてはみるのですが、彼等はどんな思い出より奥に潜んで君臨しているようです。009の場合、思い出す映像が白黒だから、古く思えるのかもしれません。ただそれだけのような気もします。

 記憶の中の私はTVの前で泣いています。ジョーのようにしくしくとではなく、強烈な拒絶反応の証しとして、叫んでいます。
「ほら、レンちゃん もう出てないよ〜」と周りに宥められて画面を見ると、コクピットの窓らしきところにビュンビュン何かが飛んでいて…あれは002?(出てないよの人はあのお方に決まっています…ごめんね、アルベルトさん)

 記憶を辿っていく旅に見切りをつけ冷静になったところで、達した結論は

『わたしはサイボーグ009がキライだった?!』

 前述の002の記憶はあやふやですが、私が「009ヤダ〜!」と泣き叫んでいたのはかなりの確率で正しいような…そう気付いた時、こんな事でよい年をした女がしばし落ちこみました。しかし子供を泣かすなんてやっぱり石森章太郎の真骨頂ではないかと前向きに考えることにしたのでした。ファンというのはそういうものです。(後付けではなく、前向きと言って下さいね)
※赤ん坊は対称的な顔を好むという話を聞いた事があります。それを信ずるとすれば、009もあまり好ましくないルックスなのでしょうか? そう言われて思い出すのは、ロビンとは違いどこか暗い影のような主人公の印象…それでも彼のことは好きでした。

 もう少し大きくなると、赤ん坊の頃の印象など何処へやら、子供映画会やTVで映画を見ては、皆で009ゴッコをしたりして遊びました。009と003だけマフラーやスカーフをしているのね、などと思う余裕も出て参ります。そりゃ子供だって考えます。
 そしてすこうしだけファンらしき動きもするようになります。出会いから十年くらい後に、姉が「Xの挑戦」と「平和の戦士は死なず」のカセットテープを借りてきました。それを何回も聞いてセリフを音で覚えてしまったり。よい言葉がたくさんありましたね。「すくなくともぼくよりうつくしい」「よかったぁ。003が居るといいんだけど。やっぱりこういうことは女の子でなくっちゃぁ」彼の価値観に賛同出来るかは別にして(笑)、よいセリフだと思います。前の003云々がいいんですよ。
 同じ時期に原作もこづかいで少しづつ集めはじめ、その後新ゼロに喰らいつきます。(ところがその内容をしっかり覚えていないのです! 2004年1月現在、DVDを買う予定もたちません。管理人失格です。でも今使っているマシンやモニタの事を考えたら、後回しかなぁ…)
 そして超銀の頃には同級生が009の話をふってきても、大人しい顔をするようになっていました。何の心境の変化か、きっと子供がお高くとまっていただけかと思います。友人達は知りませんでしたが、実はそのあたりからいっそう思いは深くなっていて、原作命の長い地下ファン生活が始まり、今に至ります。
※平ゼロにふれるのを忘れてましたが、好きでした。『風の都』なんか、話も綺麗だったな。ジョー君も未熟な感じが魅力的でしたし、あの話において損な役回りの筈のフランソワーズもきちんと美しいままでした(原作は…あぁフランちゃん)。

 親に隠れてやる悪い事というのは楽しいものです。地下ファン生活というのは、それに似た感覚でやめられません。しかし009ファンであることは悪い事なのか…そう考えると他のファンの方々や石ノ森先生に対し、後ろめたい気持ちになっていけません。
 また自分の印象のみを大事にして、長く他と交わることがなかったせいで、私の中に隠れ住んでいるジョ−君達を、我が儘勝手に育ててしまったかもと考えることもしばしばです。(私の作品を読んで「?」と思う方は多いようです。特に009が違うような。主人公なのに! ありゃま。これは発表するまで全く気付かなかったことです。表に出てこその発見ですね。作者としてはチョト楽しい:無責任)
 そしてこの文章は最初の段落に戻ることになります。
 自分の思うジョ−君達がスタンダードであるとか、原作に忠実であるとは、決して言えないのです。
 原作009の歪んだ鏡像にすぎないココのジョー君達ですが、私の思いに正直である事は確かです。その点だけを汲み取っていただいて、気づかぬ無礼をお許し願います。

 また皆様には、どうかくれぐれも深く考え過ぎませぬよう。世にゴマンといる009読者の一感想エンターテインメント(いつもの如く造語です)として、私の作品を気軽に楽しんでいただけたらと思います。

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管理人:wren